タグ別アーカイブ: 空想

夢のある世界とタイムマシーン

最近気になっているこちらのCM

三井不動産『未来の娘』編です。

ジョギングしていた女性が突然不思議な少女に出会う。

その少女は、「ね、おかあさん!…」と意味深な言葉を残して去っていく、というもの。

こうした設定そのものも大変好きなので、興味をそそられるのですが

私的本命は、なんと言っても 0:18 あたりで現れる、タイムマシーン的乗り物!

 

不思議な少女が未来から来たイメージを強烈に

印象づけるのに、大きな役割を果たしていますね〜。

ここで、このメカの設定がリアリティーのある近代メカではなく

煙を吐くスチームパンク的なゴテゴテのレトロメカなのが、グッと来ます。

 

未来のイメージを、夢のあるおもしろさにあふれる世界観で

描いているところが大好きです。

自分自身が絵やイラストレーションを描く際に

描いているテーマも、そんな夢のあるおもしろい、楽しい未来です。

 

けっしてリアリティーがあるわけではないけれど

夢のあふれる未来。そんなイメージを感じて頂ける作品を描いていきたいですね。

 

 

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手描きの原画がおもしろい理由

先日ふと訪れたレンタルショップで流れていた映像に釘付けになりました。

それは『シルク ドゥ ソレイユ』を映像化したDVDでした。

今までちゃんと見た事がなかった『シルク ドゥ ソレイユ』でしたが

「こんな事をやってたんだ〜!!」とびっくり!

その世界観のインパクトに衝撃を受けました。

演劇は、総合芸術であるとよくいわれます。

演劇には、美術・音楽・舞台・装置や衣装メイクなど様々な要素が

集まっていますが、『シルク ドゥ ソレイユ』は、サーカスのような

生身の人体から生み出されるアクロバティックな動きがベースになり

そこに演劇の要素が加わった感じ。

だからSFXを駆使した映画などとは全く違うインパクトが

感じられたのかもしれません。

 

この『生身』の感じって、絵画で言うところの

手描きの原画を見る感覚に似ていると思います。

CGで様々なアプリケーションを駆使して作られた複雑でリアルな画像より

人間がナマで描いたという息づかいが感じられるモノには

「へ〜、コレ描いたんだぁ!」という驚きがあると思うんです。

『シルク ドゥ ソレイユ』をみて、「よくこんなコトやるな〜」みたいな。

 

まあ、私が見たDVDも実際の『シルク ドゥ ソレイユ』を映像化したものですが

CGやSFXでつくられた映像とは違う印象を感じられた、という意味ですね。

 

絵の価値を考える場合、この「へ〜、コレ描いたんだぁ」感って

とても重要かな、って感じます。

絵の向こうにリアルな人間の痕跡を感じられるものには

見る人は強い共感を持つのではないかと思います。

 

私も仕事では、手描き水彩画をベースにはしますが

最終的にはデータ加工をして仕上げて、一枚の絵としての原画が

存在しない作品が多々あります。

どんなに緻密に仕上げた絵でも、プリントしたものでは

イマイチ「伝わらない」感が強いと感じます。

勿論仕事で描く場合は、複製され使用される事が前提だから良いのですが。

 

絵の本来の楽しさを、見る方に感じて頂きたいと考えるとき

手で描くことの大事さを感じた『シルク ドゥ ソレイユ』でした。

 

 

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空想画を描くきっかけとカボチャドキア

機械仕掛けのクジラ

私がこのような空想の世界を描くようになったきっかけのお話です。

20年くらい前、それまでの作風に行き詰まった私が旅先でふらりと訪ねたのが

群馬県の伊香保にあるハラミュージアムアークという現代美術館。

そこで『アートは楽し』なる企画で、ともすれば難解というイメージから

敬遠されがちな現代美術を、楽しく分かりやすく見せるというものでした。

そこで出会った一枚の絵。

河原田徹氏の描いた大きなかぼちゃの絵でした。

 

巨大なキャンバスに描かれた巨大なかぼちゃは

それ自体は街のようにになっていて、沢山の人々とその生活ぶりが

ブリューゲルさながらにびっしり描かれていました。

 

※こちらは、門司にある河原田氏が自ら館長を務める美術館です。
http://www.geocities.jp/siokaze33/kabocha.html

 

なにか物語があって、それを説明するために絵がつけられているのではなく

それ自体が物語を語っていると言ったふうに見えました。

そして絵画というものに、こういった世界観の生まれ方も存在するのかと

衝撃を受けました。

当時イラストレーションの世界は、今とは違いアート指向が強く

イラストレーターは、まず独自の表現方法や

自分自身の世界観をどれだけしっかり

持っているかが強く要求される傾向にありました。

そんな中で、私もより強い作家性を見いだす事に

やっきになっていたのでした。

 

自分の中にずっと光るモノを見つけられずにいたなか

私の中に『空想』という世界が開かれた瞬間だったと思います。

小説や物語を作れなくても繰り広げた空想の世界をひたすら絵にする事

その事で、作品を作り上げて行く事が可能なのだということを

目からウロコで、教えられた気がしました。

 

この頃からどんどん空想をテーマに描くようになりました。

いつしかそれは、空想科学の方向に向き

機械やロボット、乗り物を好んで描くようになりました。

近年スタートした『キカイ魚』シリーズもその一環。

「進化した人工知能が自ら作り出した機械生命体」という設定のもとに

様々な個性を持つ機械仕掛けの魚を描き出しています。

 

幼い頃に見たテレビアニメや特撮ヒーロー。

夢中になって作った模型飛行機やプラモデル。

憧れのスーパーカーブーム。

そんなものがバックグラウンドになって

今の私の空想が展開しているのでしょう。

 

 

 

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懐かしの『サンダーバード』

私たち昭和の世代が、その昔ときめいた

『サンダーバード』が再びフルCGアニメで放映されるという話。

2004年には実写映画としてリメイクされて以来ですね〜。

こういったものは、リメイクされるたびに賛否が分かれるけれど

私としては、昔のイメージを今の技術で見られるという事が

何よりも嬉しいですね。

 

 

あの頃、夢中になってプラモデルを作った

サンダーバード2号やジェットモグラ。

欲しかったけど手が出なかった秘密基地。

そんなモノたちをもう一度美しい画面で見られると思うと

ワクワクします。

 

私の描く機械の魚も、あのころサンダーバードを見て

子ども心に思い描いたイメージに大きく影響されています。

あれから数十年経って、改めて見るサンダーバードのキャラクターに

インスパイアされ、創作のイメージが広がれば嬉しいですね。

 

とはいえ、2号は昔の方がカッコ良かったかな〜(笑

 

 

 

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アート作品につけた物語

絵を楽しむやりかたとしては、リビングの壁にかけても

書斎の机の上に置いたとしても、見て楽しむという事は、代わりありません。

鑑賞する訳です。鑑賞を国語辞典で弾いてみると…

 

『芸術作品などを見たり聞いたり読んだりして、

それが表現しようとするところをつかみとり、そのよさを味わうこと。』

 

…とあります。

つまり、作品には作家の表現しようとする事があるわけですね。

世界観であるとかメッセージであるとか。

でも、えてしてそれは難解であったりして

「芸術は難しい。絵の事はよく分かんない…」などという

状況になってしまう事も、しばしばかと思います。

ピカソの絵を見てもどこが良いの? とか思っちゃう事も。。。

美術館に行けば、無料貸し出しの音声解説のプレーヤーが大人気です。

 

そんなわけで、『キカイ魚』シリーズにもその作品の背景となる

イメージを物語風にアレンジしたPV(プロモーションビデオ)を作ってみました。

「キカイ魚」ってナニ?

「何で魚が機械なの??」

そんなところをイメージで楽しんで頂ければ嬉しいです。

 

 

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